146話 ページ46
夜・医務室
「…」
gr「まだ眠れないのか」
「…グルッペンさん」
彼は、私の前に1つのコップを差し出す
中には湯気がたってる…ココアが注がれていた
ベットのスプリングが軋む音が響いた
彼は1口それをすすった後、今日は
楽しかったか。なんてた愛のない質問を
する
「…パンケーキは、美味しかったです」
gr「そうか。良かったじゃないか」
「…トントンさんに、諭されました」
gr「相談相手が増えることは良い事だぞ」
「……」
「…グルッペンさん」
gr「…なんや？」
Aの小さな顔がこちらを向いた
溢れんばかりの涙を落として
お前の母親が死んだ時、俺は
一幹部として葬式に出た。
その時に初めてその表情を見た
驚いた。俺より年下のお前が、子供が
あんなにも闇の中にいたのだから
全ては、幹部達によるお前の父親への
ヘイト。つまり責任が俺にもある
父親の葬式でまた再開した時
俺は確信した。
俺がお前を助け出す、と。
だから幹部にあがらせた。
……これは、一方的な償いのようなものだ
…もう君を、あの闇の中には落としたくない
「…私は、生きる目的を見失いました」
gr「…そうだな」
「…トントンさんは、新しい道を提示してくれましたが」
「…私は、そんなの相応しくないとおもいます」
「…自分は、死ぬために生きていたような
ものでしたから」
彼は、私の背中をなで最後まで
話を聞いた。即拙な言葉を全て受け入れた
gr「…お前の父親は、お前のことを愛していたゾ」
「…」
gr「…彼はAに、彼の独り言を聞かれて
実行されてるなんて思ってもいない」
gr「…生前に俺に残した言葉がある」
gr「…Aを、楽にして欲しい。、と」
「…楽、というのは、」
gr「父親のせいで理不尽な教育を受けてきたAを、幸せにして欲しい。という意味だぞ」
gr「父親は娘を愛していた。母親もだ」
gr「…だから、きっとお前の幸せを望んでいる」
gr「家族というのは、そういうものだ」
「…」
父親、母親の姿が脳裏にうつった
そんなことを、思っていてくれたのか
私は、あんなにも無愛想な子供だったのに
涙で、顔が痛い。
どうしてかたまらなくこの感情が
愛おしく感じてしまう
なんで、なんで、…
gr「…」
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あちき(プロフ) - 黒根希空さん» ありがとうございます！ (4月28日 22時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
黒根希空(プロフ) - 完結おめでとうございます！！楽しく読ませていただきました！ (4月28日 20時) (レス) @page50 id: e7069f831d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 久しぶりに読み返しましたが、一回目の人生でtnとzmがやられた時に夢主は2人の近くにいたからスパイだと疑われたんでしょうねｰ… (4月28日 12時) (レス) @page9 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - ちがかった ショッピくんやったわ (4月10日 22時) (レス) @page38 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - スパイさ、、だいせんせーとえみさんちゃう？ (4月10日 21時) (レス) @page11 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月22日 15時
