147話 ページ47
gr「A。お前に繋がれていた鎖はとれた」
gr「解き放たれた鳥は、自由に飛び立つんや」
「…」
gr「…そして最愛の人に見取られ、この世を去る」
gr「死は、そのときが相応しいぞ」
彼女を抱きしめた。細く少しの力で
崩れてしまいそうな体。たまらなく
愛おしい
gr「…天国で、父親と母親にあったとき
幸せに生きた。と報告したほうが
2人だって喜ぶぞ」
「私は、天国には」
gr「いけるさ。君の父親もいったんやから」
「…」
gr「A。今日から自由に生きろ」
gr「……幹部を、やめても構わん」
gr「もう他人に引かれたレールは途切れた」
gr「これからはお前が、お前の道を決めるんや」
「……」
抱きしめかえした。ココアが
ぬるくなってしまうけど、離したくなかった
そのまま夜が続いた。気づけば
2人でベットに横たわり成人した男女なのに
ベットは軋まず朝が回るのを、待った
清々しい水色の空が広がっていた。
こんなにも、綺麗な朝はあったのだろうか
「…」
───
食堂
「…」
1ヶ月程たった食堂は、相変わらず
広くて私の事なんて微塵も気づかない
それでも皆は、私の事を見つけて
心配の声をかけてくれた
ut「もう、大丈夫なん、？怪我は、」
「…大丈夫です。ほとんど治りました」
ut「よかっ、た…」
ut「…俺の事、嫌いやろ」
ut「…ぶんなぐって、ええよ」
「…」
「幹部を殴ったら、トントンさんに
怒られますので」
ut「……！！」
Aはまだ俺を幹部と見てくれた
嬉しさのあまりつよく抱きしめてしまう
久しぶりの匂い、久しぶりの彼女
大人気ない、泣き声がその場で響いた
os「…決意は決まっためうね」
「…変わるかも、しれませんが」
os「それが人間ってやつやで」
os「あ、なら俺の宗教に入信する？」
os「待遇するで」
「結構です」
オスマンさんは、私のツギハギだらけの
手を握って宝物を見つめる眼差しを
プレゼントしてくれた
この人はずっと私を心配してくれていた
不器用なだけ
ht「ご飯、出来てるよ」
「ありがとうごさいます」
ht「今日は、《オムライス》だよ」
Aに触れても拒絶はされなかった
晴れた眼差しで俺をみつめてくれた
sha「ほんま、大丈夫？」
rbr「…」
「大丈夫ですよ」
2人は、食事中なのに私の元へ
かけてきた。どこまで心配性なのだろうか
こんなに、も優しいんだな。
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あちき(プロフ) - 黒根希空さん» ありがとうございます！ (4月28日 22時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
黒根希空(プロフ) - 完結おめでとうございます！！楽しく読ませていただきました！ (4月28日 20時) (レス) @page50 id: e7069f831d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 久しぶりに読み返しましたが、一回目の人生でtnとzmがやられた時に夢主は2人の近くにいたからスパイだと疑われたんでしょうねｰ… (4月28日 12時) (レス) @page9 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - ちがかった ショッピくんやったわ (4月10日 22時) (レス) @page38 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - スパイさ、、だいせんせーとえみさんちゃう？ (4月10日 21時) (レス) @page11 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月22日 15時
