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〜
「飯田は、居眠り癖治らないのか？」
「…無理っすね」
「テストの成績は、いいが…」
「じゃ、大丈夫っす。はい」
どんな時だって、頑張っていい日と頑張らなくていい日があるんですよ
〜
「説教食らったの？」
「朔玖も寝てるよね？？」
「あなたは常になのよ」
朔玖もたまに体育あととか寝てるじゃん。
僕だけ咎められるのは違くない？
「…あ、今日テスト期間だから、部活ないよ？」
「一緒に帰れる？？」
「はぁい」
「ちょっと嬉しそう」
下校の時に話せるの凄いありがたいぃ
〜
「詩」
「？太陽？」
「ちょっといい？」
顔が割と真剣。
何かあったのか…？
「何？」
「その、新しいお父さん？とは、どうなの？」
「…」
「詩…？」
佐竹さん。
母さんと喧嘩してから、距離が開いて、話さなくなってしまった。
2人して仕事に没頭してるか、帰りも遅め。
「母さんとこの間大喧嘩して、ちょっとあって、話してない。最近は」
「そっか…」
「太陽は？」
「…俺はね、」
〜
「太陽くんの学校って授業参観があるのよね？参観してもいい？」
「え？なんで？」
「太陽くんのこと知りたいなって」
「純粋に嫌」
「そう…」
〜
「…お前の方が、ヤバくない？」
「え？嘘…」
「僕、絶対にそんな冷たくないよ？」
「そっ、か。…いや！違うの！授業参観はどうなの？」
「２人とも来ないんじゃない？母さんは大喧嘩したし、佐竹さんは距離開いたし」
ま、正確には僕が距離を置いてるだけだけどね、
別に来なくてもいいんだけどね。
寝てるだけだから、特に何もしてないし。
「来るとしたら、その佐竹さん？」
「…来そうでは、ある」
「へぇ〜。どうしよう…」
福山太陽くんは、今自分の勝手な気持ち(推理)で義母さんに冷たくしてるけど、授業参観に誰も来ないのは嫌なんだね。
だけど、断った手前呼べないと。
「呼べばいんじゃん。仲良くなるとかは置いといて、話すのは大事っしょ？」
「…なんでも分かってんね…！」
「幼馴染であって、従兄弟ですから」
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