◆日記01ページ 7月22日◆ ページ2
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─────♡7月22日 夏休み初日♡──
Aside
お父さんは近所の知り合いの人たちに挨拶をしてくるらしく家には今私1人。宿題をやるほど優等生ではないのでネットが繋がらなくても出来るスマホゲームでもして畳の上でゴロゴロしていた。ここの畳は綺麗だから良いけどたまにボロボロ過ぎて足とかに刺さらないか心配になるんだよね。
そのまま数十分くらい時間が経つと入り口から声が聞こえた。
「Aさん居ますかー？」
A「はーい？」
男の子？
靴を履いてガラガラと音を鳴らしながらドアを開けた。すると腰に上着を巻いた片目が髪で隠れた男の子と、袖無しのパーカーを着た涙黒子が目立つ男の子が立っていた。
A「ごめんなさい、今お父さん居ないんです。」
「あ、俺らAちゃんに用があるんだよね。」
A「私に？えっと…？」
なかむ「僕はなかむです！Aちゃんと同じ中学生で、家はここの上の所に住んでるんだ。」
あれね、と言われて家から出て指を指された方向を見る。秒で行けるくらいにはかなり近い。
きんとき「で、俺がきんときでーす。俺も同じく中学生で家はそこのオレンジの屋根の所。」
坂を下っても行けるし失礼だけど庭の階段からも入れそうだった。
なかむ「Aちゃん今暇？」
A「そうだね。今は特に何も。」
なかむ「じゃあ僕達と一緒に遊ぼ！」
きんとき「田舎だから都会と比べたらそこまで良いものがあるわけじゃないけど、楽しいと思うよ。」
なかむ「そうそう！海とか凄い綺麗なんだよ！行こう！！」
A「うん、行きたい！」
そのまま一応書き置きだけを残し、戸締まりをしてなかむくんときんときくんと一緒に歩いて山を降りた。
初めて会った人達なのに安心する。
海なんて久しぶりに行くなぁ。
＜なかむside Privatterにて＞
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作者名：An | 作成日時：2023年7月20日 22時
