音楽は霊色 (ページ20)

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6話桜舞うページ20

「…分かった。今から音楽室に移動する。」
『光ってる!?』
✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎
着いた？
…着いた。
「音楽室!?ちょっとガチでよくわからないけど…ちょっと朝湖説明してくれ！」
まぁ混乱するわな。移動させたやつが言うことじゃぁないけど。
「えと、霊が現れたから音楽室で退治しよう！ってことで魔法(？)で移動しました！」
「っ………ちょっと分かった。」
なぜ間が空いた？
まぁいっか。
「あおりん！攻撃きたよ。」
「ええええぇぇぇぇっとぉ!?ひまわり!?」
「防御は俺達犬の得意分野だ。盾をつくる。」
何か出てきた!?説明!!説明がほしい！
「あおりん。反撃しないと。」
まるるん冷静すぎない!?ま、正論か。
「ピアノで演奏するけど…曲、どうしよ。」
「トルコ行進曲とかか？」
ベートーヴェンの？まぁそれでいいか。
技名は…
「成温行々！」
その後はメロディーが流れているときに霊が悲鳴をあげるカオス過ぎる状態になった。
「消えた？」
「消えたよ。」
「俺が今から移動させる。どこにいきたい。」
「桜のところ！」
「移動させると、俺達はドロンするな。」
「分かった。」
✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎
「桜、綺麗だね。」
「うん。」
「ああ。」
満開の桜から舞っている花びらまで私達のことを歓迎しているような感じがした。
「あ、先客いたんだ。」
『！』
「あなたはAさん？」
「うん。」
第一章〝花の種〟ー完結ー