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「何があったんや！？」
「ぁ、シャオロンさん！ 取り敢えずこの人何とかして貰えますか……！」
「え、うん分かった。よく分からんけど任せて」
そう言って女はシャオロンの指示により兵士によって何処かに連れていかれてしまった。おどつきもせずに兵士が真っ直ぐどこかへ向かっているのを見るに、鬱が彼らに女の処遇と行為を耳打ちしたらしかった。行先は恐らく、城と連携したすぐ側の刑務所だろう。
「……で、何があったん？ 大先生はなんか手が血だらけやし、ロボロはそこで野垂れてるし、Aはまあ……いつものやろうけど」
取り敢えず無事でよかったわ、と優しく笑って彼はAの頭を撫でた。いや、一回死んでますよ！ なんて言える空気でもないので押し黙っていると、空気の読めない鬱がシャオロンとAにぎりぎり聞こえるくらいの声で言う。
「いやっそれがAちゃん、なんか生き返ってん……！」
「……エッ、お前結局死んだん？」
「あはは、実は……」
苦笑いしながらカウントの減った手首を見せると、シャオロンは静かに目を片手で覆った。暫く黙ったあと、気持ちの整理がついたのか伏せがちな目をして腕を組む。
「……そっか、また守れんかった、ごめん。」
「いえ、今生きてるからいいんです、それより私ロボロさんが気になってて。なんであの女の人が彼の部屋にいたのかなーって」
ビクッ、とロボロは嫌なことを聞かれたみたいに肩を跳ねさせた。その姿を見てシャオロンは青筋を浮かべ、頬を引き攣らせながらロボロの胸ぐらを掴んで無理やり立ち上がらせる。
「なんっでお前の部屋に銃持った女がおってん？ その上話を聞くところあの女が一発A殺したらしいな？ なんか言ったらどうや、あ゛ぁ？」
「……ごめん、俺が悪い」
「うん、全面的にお前が悪い。Aが許しても俺が許さねえ」
ロボロは心底窪んだ顔で目を逸らしながら延々と謝罪を繰り返した。一言一言に誠心誠意って言葉がサンドされてるくらい重たい謝罪だったが、シャオロンはそれすら気に食わない。確かに偶然狙われたのがAだったから生き返ったものの、A以外の生物だったら二度目はない。それこそ万が一最初に狙われたのが鬱だったら取り返しがつかなかった。
謝罪で一人の命を奪った罪が消えるなら、それは人権問題だし、義務教育の道徳の授業なんて要らないことになる。
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にのやも(プロフ) - 梓月さん» 流石悪運なだけありますね(><) シナナイデ……ツヨクイキテホシイデス……😢 (5月2日 23時) (
レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - ｴｪﾝ また何かに巻き込まれようとしている…泣 ﾄﾞｳｼﾃ…ﾄﾞｳｼﾃ……無事に生きてくれぇ〜 (5月2日 19時) (レス) @page35 id: c21b6e797e (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 元薺(サイ)だった者さん» コメント有難う御座います(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”！ 例の美女は私のタイプの塊なので魅力を感じて貰えて冥利に尽きます！︎︎︎︎ 読者様の好みの作品を作ることができて光栄です、是非最後までお付き合い下さい！⋆* (5月2日 17時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - コメント失礼します！主人公ちゃんの特異な体質や、それにメンバーがどう対応していくのか…そしてあの美人ちゃんの性格全てが魅力的すぎて…こういう作品が大好きでずっと探してたんです…！これからも応援してます！ご無理せず更新頑張って下さい！！ (5月1日 19時) (レス) @page33 id: b4227fd166 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆきうさぎ*(プロフ) - にのやもさん» にのやも様のモチベになったら読者としては幸せでございます🌷.* 更新は読み返しながらゆるりとお待ちしておりますので、焦らずにのやも様のペースで❀ (4月20日 20時) (レス) id: aa12f1452f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのやも | 作成日時：2024年4月5日 19時
