紅一点×SnowMan⑩ (ページ50)

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翌日、愛知での公演が始まる。

MCの時間に、話題はAの歌になった。

向『ほんまなぁ、びっくりしたんよ。10日の夜公演。急に別の曲歌い出すから。』

A『あはは。ごめんね？あの歌ってバラードだけど、始まりとか、これからに向けたメッセージ性のある歌だからさ。なにわ男子のみんなにはぴったりだなと思ったの。』

そうなんだ。あれ？でもあの日って、、、。

あ！そういうことか。
きっとなにわ男子に向けた歌ではあると思うけど、
彼氏に向けた歌でもあるのかもしれない。

そう思うと少しだけ胸が切ない気持ちになった。

岩『すごい良い歌だったよね。』

A『堂本剛さんが提供してくれました。』

深『うわっ。それは豪華。』

A『どこかでまた披露するかもしれません。あ！披露すると言えば。』

阿『え？何何？怖いんだけど。』

「Aからの情報って俺達も知らされてないことがほとんどだからな。」

これは本当にそうだ。

ドラマや映画、舞台の情報なんかは
メディアで流れるのと同時に知ることが多い。

あとは、共演する事務所の人から聞くとかね。

A『1月から始まるミステリと言う勿れという、菅田将暉さんが主演のドラマに出演することが決定しました。』

佐『まじ？お前何クール連続よ？うちのお嬢すごすぎるね。しかも俺めっちゃ好きな漫画なんだけど。』

阿『俺も見たことあるー。おめでと。』

「おめでとう。」

A『ふふっ。みんなありがとう。結構重要な役どころなので、、、。楽しみにしてて下さい。そして、今、放送中の【婚姻届に判を捺しただけですが。】もよろしくお願いします。あとは蓮が主演の【消えた初恋】も見てね！』

「見てね！」

向『ちゃっかり宣伝はさんどるやないかい！』

そんな話をしていたら
あっという間にMCの時間が終わる。

そのまま、次の曲のスタンバイを始めた。